残土(建設発生土)の調査・分析
2023年9月1日より、土壌汚染対策法 指定調査機関の登録を廃止することになりました、
これにより以降、以下の業務はお受けすることが出来ません。
① | 「埼玉県土砂の排出、たい積等の規制に関する条例」で定められている「堆積中の定期的な調査」及び「堆積完了後の調査」 |
※埼玉県内へ残土を搬出する際の土壌分析は、対応可能な場合がありますので、ご相談下さい。
尚、千葉県、栃木県、茨城県、群馬県等へ搬出する際の残土調査は、引き続き対応しております。
最短5営業日で速報
注)営業日とは、土日、祝祭日及び、当社が特別に定めた休日を除いた日になります。
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2021年4月1日から「土壌の汚染に係る環境基準」が改正されました。
各県、各市の残土条例についても一部改正されておりますので、残土搬出の際は事前に搬出先へご確認下さい。
カドミウム | : 0.01mg/L ⇒ 0.003mg/L |
トリクロロエチレン | : 0.03mg/L ⇒ 0.01mg/L |
<土壌の汚染に係る環境基準の改正履歴>
2017年4月1日 クロロエチレン、1,4-ジオキサン追加
2019年4月1日 シス-1,2-ジクロロエチレンが1,2-ジクロロエチレンに変更
首都圏の自治体では、建設工事に伴い発生する土砂等の埋立て処分、盛り土やたい積等を行う場合には、受け入れ基準を定め、
その基準に適合するものを受け入れる様、条例で定めています。
当社では、土壌試料の採取・分析から、それぞれの様式に対応した地質分析(濃度)結果証明書及び検査試料採取調書の作成までを
短納期で対応しております。
分析項目
千葉県、栃木県、(茨城県)、群馬県残土受入基準
分類 | 調査項目 | 単位 | 基準値 | ||
溶出試験 | カドミウム | mg/L | 0.003以下 | ||
全シアン | mg/L | 検出されないこと (0.1未満) |
|||
有機燐 | mg/L | 検出されないこと (0.1未満) |
|||
鉛 | mg/L | 0.01以下 | |||
六価クロム | mg/L | 0.05以下 | |||
砒素 | mg/L | 0.01以下 | |||
総水銀 | mg/L | 0.0005以下 | |||
アルキル水銀 | mg/L | 検出されないこと (0.0005以下) |
|||
PCB | mg/L | 検出されないこと (0.0005以下) |
|||
ジクロロメタン | mg/L | 0.02以下 | |||
四塩化炭素 | mg/L | 0.002以下 | |||
クロロエチレン | mg/L | 0.002以下 | |||
1、2-ジクロロエタン | mg/L | 0.004以下 | |||
1、1-ジクロロエチレン | mg/L | 0.1以下 | |||
1、2-ジクロロエチレン | mg/L | 0.04以下 | |||
1、1、1-トリクロロエタン | mg/L | 1以下 | |||
1、1、2-トリクロロエタン | mg/L | 0.006以下 | |||
トリクロロエチレン | mg/L | 0.01以下 | |||
テトラクロロエチレン | mg/L | 0.01以下 | |||
1、3-ジクロロプロペン | mg/L | 0.002以下 | |||
チウラム | mg/L | 0.006以下 | |||
シマジン | mg/L | 0.003以下 | |||
チオベンカルブ | mg/L | 0.02以下 | |||
ベンゼン | mg/L | 0.01以下 | |||
セレン | mg/L | 0.01以下 | |||
ふっ素 | mg/L | 0.8以下 | |||
ほう素 | mg/L | 1以下 | |||
1、4-ジオキサン | mg/L | 0.05以下 | |||
含有量 試験 |
農用地 田に限る |
砒素 | mg/㎏ | 15以下 | |
銅 | mg/㎏ | 125以下 |
※ 搬出先によっては、pH分析が必要になります。
※ 平成3年8月23日 環境庁告示第46号に従い分析実施
関係法令
- 千葉県土砂等の埋立て等による土壌の汚染及び災害の防止に関する条例
- 栃木県土砂等の埋立て等による土壌の汚染及び災害の防止に関する条例
- 茨城県土砂等による土地の埋立て等の規制に関する条例
- 埼玉県土砂の排出、たい積等の規制に関する条例
当社発行資料
よくあるご質問
Q1: | 残土の搬出を検討しているが、分析の頻度と項目は? |
A1: | 搬出先の仕様により異なります。 千葉県及び栃木県条例では搬出土量5,000m3に1回、溶出試験28項目+含有試験2項目の検査が必要です。 茨城県条例では搬出土量3,000m2に1回、溶出試験28項目+含有試験2項目の検査が必要です。 その他、UCRや民間の受入れ先では個別に仕様がございますので、お手数ですが、詳細は受入れ先にご確認ください。 |
Q2: | 試料の採り方と必要な試料量は? |
A2: | 搬出先の仕様により異なることがありますが、原則として、5地点混合方式での採取を行い、合計500g程度の試料が必要です。 5地点混合方式での試料採取は、現場の対象区が広い場合では、中心を1地点決め、そこから東西南北に5~10m間隔で4地点の計5地点から採取します。現場の対象区が長い場合では、直線上に5~10m間隔で5地点から採取します。 |