消毒副生成物12項目
納期:3~5営業日(試料到着の翌日から3~5営業日で報告書を発送いたします)
注)営業日とは、土日、祝祭日及び、当社が特別に定めた休日を除いた日になります。
安全な水道水を供給するためには消毒が欠かせません。
しかし、消毒剤である塩素と水中に存在する有機物が反応するなどによって、消毒副生成物が発生してしまいます。
その生成量は有機物の量、水温、滞留時間、塩素(消毒剤)注入量に左右されます。
建築物衛生法では、年に1回、水温の高くなる6月~9月の間に検査を行なうことが規定されています。
当社では、正確、迅速、丁寧な分析を心掛け、対応しております。
是非一度ご相談下さい!!
分析項目
項目名 | 基準値 | 分析方法 |
シアン化物イオン及び塩化シアン | シアンの量に関して 0.01 ㎎/l 以下であること |
イオンクロマトグラフ‐ポストカラム吸光光度法 |
塩素酸 | 0.6 ㎎/l 以下 | イオンクロマトグラフ法 |
クロロ酢酸 | 0.02 ㎎/l 以下 | 溶媒抽出‐GC‐MS法 |
クロロホルム | 0.06 ㎎/l 以下 | HS‐GC‐MS法 |
ジクロロ酢酸 | 0.03 ㎎/l 以下 | 溶媒抽出‐GC‐MS法 |
ジブロモクロロメタン | 0.1 ㎎/l 以下 | HS‐GC‐MS法 |
臭素酸※ | 0.01 ㎎/l 以下 | イオンクロマトグラフ‐ポストカラム吸光光度法 |
総トリハロメタン | 0.1 ㎎/l 以下 | HS‐GC‐MS法 |
トリクロロ酢酸 | 0.03 ㎎/l 以下 | 溶媒抽出‐GC‐MS法 |
ブロモジクロロメタン | 0.03 ㎎/l 以下 | HS‐GC‐MS法 |
ブロモホルム | 0.09 ㎎/l 以下 | HS‐GC‐MS法 |
ホルムアルデヒド | 0.08 ㎎/l 以下 | 溶媒抽出‐誘導体化‐GC‐MS法 |
検査頻度
- 水道法:4回以上/年
※過去の検査結果が基準値の2分の1を超えたことがなく、かつ、原水、水源及びその周囲の状況から、検査を行う必要がないことが明らかであると認められる場合、省略可(浄水処理にオゾン処理、消毒に次亜塩素酸を用いる場合は省略不可)。 - 建築物衛生法:1回(6月~9月)/年
- 水道法の検査頻度についてはこちら
- 建築物衛生法の検査頻度についてはこちら
その他の情報
関係法令
- 水道法
- 建築物における衛生的環境の確保に関する法律
当社発行資料
- 特定建築物における水質検査(平成26年4月1日施行)
- 建築物衛生法の消毒副生成物について
- 水道水質基準への「塩素酸」の追加について
- 建築物衛生法に基づく水質検査について
- 水道法水質基準項目の検査頻度について
当社発行小冊子「建築物衛生管理について」建築物を管理していく上で必要な事項として、特に給水・給湯設備における建築物環境衛生管理基準等について、ポイントをまとめました。 |